Mouthpiece orthodontics
矯正治療という言葉は、皆さんよく耳にされると思います。
本来、英語圏・白人文化の中から生まれた治療で、英語の発音に適した歯並びにするためのものでした。
日本語は母音が多く、サ行タ行の発音以外は歯並びの良し悪しは必要のない民族だったため、矯正学はかなり遅れていました。白人に比べて歯並びに対する美意識は低かったと認めざるを得ません。ところが、だんだん変化してきております。
もともと、牛乳やチーズを食べる種族ではなかったのが、欧米食が増えました。
その上、固いものを嫌がり、柔らかい物を好むようになりました。
日本人は、歯の大きさ自体、大きくはありませんでしたが、そのような食事を取り入れたことで永久歯の歯が大きくなり、歯並びが崩れるケースが増えました。
昔はすきっ歯が多かったのが、いまは無くなり叢生(そうせい)といって、歯並びがガタガタのケースが増えたのです。
ワイヤー矯正から始まり、白い金属など目立たない矯正が生まれましたが、そもそも白人向けに開発されたもので、歯にかかる力もかなり強いものです。
肉食民族である白人は、元々、草食民族であった日本人よりも歯の根っこが1.5倍以上長くて太いため、大きな力にも耐えられます。
一方、日本人は、江戸時代までは玄米かゆ、薄いお味噌汁、たくあんという草食の民族だったため、歯の根が短く、細いのです。それだけの違いがあるのに、白人向けの力のかけ方をした矯正が日本人に適するわけがありません。
無理をして行うと歯の周囲の骨が死に、死ぬということは白血球で腐った骨を溶かさねばなりません。
それに伴い歯の根が溶け、痛みも生じ、骨が溶けて、歯がぐらぐらしてしまい、抜けてしまいます。最終的には、入れ歯につながるのです。
インビザラインという白人向けのマウスピース矯正があります。
ワイヤーでは目立つので、目立たないように透明のマウスピースを使用した矯正として開発されました。
ところが、歯の頬っぺた側の面に、アタッチメントというプラスティックを貼り付け、そのプラスティックを利用して歯を移動させる、この歯の移動のさせ方は、ワイヤー矯正とほぼ同じ方法です。日本人には不向きな上に、力のかけ方が白人向けなので動かないケースが出てきました。
この弊害を解消させるべく、黄色人種向けのマウスピース矯正を、日本マウスピース協会にて理事長として研究し、開発させることが出来ました。
日本人には、もっと丁寧に細かく優しく移動させねばなりません。
このマウスピース矯正を日本人にアプローチしたところ、想像以上に短い期間でスムーズに移動することがわかりました。
痛くなく、早く移動でき、インビザラインのようにアタッチメントも付けないので、矯正中でも、ホワイトニングが出来ます。
マウスピース矯正にご興味がある方は、何なりとご相談ください。
当院のオリジナルマウスピース矯正には、エースライン・Fライン・Eラインの3種類の治療コースがあります。
1クール(10ピース)毎にチェックして必要ならば型取りを行うため、より精密に確実なマウスピース作製が可能です。
日本人の骨格に適したマウスピース矯正なので後戻りが少ないです。7日に一度、交換するため、より清潔に精密な歯列矯正ができるマウスピースは、全て専門技工士による手作りなので細かな指示が可能です。
今まで矯正中は諦めていたホワイトニングが同時に可能です。
3~4日に一度の交換で、より早い期間で治療を進められるF(ライン)が新登場しました。
すきっ歯の方などにおすすめする微調整用のコース。
従来のマウスピース矯正では適応外だった10代のお子さまもマウスピース矯正が可能です。
早期に治療を開始し、歯列を広げながら矯正が行えるため、不正咬合、反対咬合などを治療できます。
※症例によっては抜歯が必要な場合があります
女性はエストロゲンを使って増骨するため45歳を超えると増骨の速度が急激に落ち、骨粗しょう症になるケースがグンと増えます。そのため、現状のワイヤー矯正やインビザラインでの歯列矯正は負担となり、女性で45歳を超えた方にはお勧めできません。
一方、当院のオリジナルマウスピース矯正は、神経細胞を利用して骨のカップリングを使って移動させる治療で、エストロゲン低下に合わせた治療ですので、矯正治療の年齢制限がありません。45歳以上の女性の方にも問題なく受けていただける治療法ですので、矯正をあきらめた方も一度当院へご相談ください。※若い方に比べると結果が出る期間は緩やかになります。