Surgery
口腔外科では、主に親知らずの抜歯、根尖治療、痛みが治らない時の治療を行っております。
親知らずや矯正に伴う抜歯など患者様へのダメージを極力あたえず治療を行う事を徹底しております。
「歯科医」と聞くと一般の方は「抜歯」ができるのは当然だと思われるでしょう。
歯科医が歯を抜くという工程は、抜いた後の治療を考えると実はとても難しい治療なのです。
一度、抜歯で苦労して懲りた歯科医の中には二度と再チャレンジを諦め、口腔外科に依頼するケースが殆どです。
抜歯の中でも1番難度の高い治療が、親知らずの抜歯と矯正に伴う抜歯になります。
親知らずの中では特に水平埋伏が難度が高いとされています。骨に埋まっているケースは更に難しくなります。
矯正の抜歯の難しさは、骨にダメージを与えることなく抜歯しなければなりませんので、これが又難度の高い治療なのです。
必要以上に麻酔をかけてもダメ、足らなくても痛いのでダメです。本来、麻酔とは麻酔科・口腔外科の分野であります。麻酔の使い方の上手い下手は口腔外科の範疇なのです。
歯を抜く場合、皆さんがよく経験されるのが、ペンチのようなもので歯をつかんで引っこ抜くか、マレットという木槌みたいな物で大工さんが使うノミのような物、歯科では骨ノミと言いますが、それを使用して歯を叩いて割って拾う方法が一般歯科に多い治療になるでしょう。
しかし、そんな古風な治療では患者さんに負担を与えてしまうのです。それ故に腫れて痛みが出て熱が出て治癒不全をおこしてしまうのです。
骨を削る作業は人体にダメージを与えます。
当院では、骨を極力削らず歯をタービンで細かく刻んで取り出し、打撃や衝撃が少なく済むような治療を心掛けております。口腔外科医でも、親知らずの簡単な抜歯のケースであっても最低3年は修行を経ないと、自信を持って患者さんに向き合えないでしょう。さらに親知らずの難抜歯となると5年は修行が必要です。「歯を抜く」という治療は、皆さんがお考えになるより、難しく経験が必要です。今後も患者さんへのダメージを極力あたえず治療を行う事を徹底して参ります。安心して口腔外科医・福原 篤にお任せ下さい。
今までの根幹治療、根の治療、神経治療というのは、酸性のホルマリン系の薬を使って殺菌失活をしていました。殺菌をするのは素早く行えて良いのですが、中に芽胞といって卵に化ける菌が存在します。その芽胞は、殺菌をしてもそのまま、とどまり生き続けます。酸性では殺菌はされても、芽胞を殺すことまでは出来ないのです。
一方、強アルカリ性の中には生き続けられる菌卵は存在しません。
当院では、人間に害のないph12.4の強アルカリ性のカルシウムの粉材を使います。これは管理が大層難しいもので、大半のクリニックは面倒に思われているように感じます。また、患者さんの術日数が増えますが、これは建物の基礎工事と同じです。手抜き工事(治療)は出来ません。根気のいる治療ですが、今現在、根幹・根尖、歯の先の骨の中に入り込んだ芽胞を殺菌できるのはこの方法しか無いと考えます。
この治療のメリットは、再発のリスクが極めて低いことです。ほぼ、ゼロになると申し上げても大袈裟ではないと自負しております。口腔内で働いたのち、残るカルシウム剤は骨に化けます。骨が固まり、骨が再生していく治療も同時に行えるのです。
ヨーロッパ、アメリカに目を向けると、根幹の治療にはこのアルカリ性の薬に代わってきていると聞いております。原因としては、酸性の薬には発がん性があると論文で指摘されているためです。疑いの段階なので、禁止薬にはなっておりませんが、それを知りながら酸性の薬品を使用するのは如何なものかと思います。強アルカリ性の薬で、骨を造り、再生させることが大切だとの見解です。これが、当院院長が、日本歯科大学歯学部、昭和大学歯学部でマスターした根幹治療です。
次に、日々大勢の患者さんを診ていて、他の医院で受けた治療で、根尖が開いていない方の多さに驚かされます。痛くて来院される患者さんの9割の方は、根尖があいていません。膿があるのですから痛いのも当然だと気の毒に感じる日々です。
歯科医は技術を極めていかねばなりません。そこでわたしは、歯科医だけでは満足せず、口腔外科の技術も身に着け、博士号を取得しました。その経験から、根尖の化膿の症例を数限りなく経験してきました。 一般の歯科医では荷が重い治療を、口腔外科が担ってきたと自負しております。
歯の根の治療でお困りお方は、どうぞ当院までご相談にお越しください。
当院で治療された方の実際の症例写真をご確認いただけます。
【患者様】20代後半男性
【患者様】50代男性
【患者様】50代女性
この患者様は、頬の炎症のため皮膚科を半年ほど探しておられました。
当院へ来院され、歯の根の炎症の悪化から蜂窩織炎(ほうかしきえん)を起こしていると判明しました。
原因を取り除いたことで、頬の炎症も回復へと向かっております。
週1度の通院治療を行い、現在経過観察中です。
【患者様】20代後半女性
口腔がんの疑いで当院へ来院されました。原因は歯の突起部分が頬の内側に当たっていたことだと判明しました。
歯の突起部分を削ることで回復しました。
お口の症状でお困りの方は、是非一度当院へお越しください